
「良い質問ですね」と言われる質問をするには、どんな質問をしたらよいでしょうか?
良い質問って、なかなかできない、というか、いままで言われたこともありません。



だんだん自信がなくなり、質問することが苦痛になっていきます。
でも安心してください。「良い質問」にはる型があるので、訓練次第でだれでも質問上手になれます。
そこでこの記事は、質問力の高め方を紹介します。
著書「良い質問が人を動かす」を参考に、お伝えします。
この記事を読めば、来週から良い質問ができるので、商談やミーティングが楽しみになります。


<プロフィール>
- 2020年3月からAudible
- SEO検定1級合格
- 東証スタンダード会社員
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いい質問の定義【進歩がある質問】


良い質問の定義は「人が進歩する質問」です。
なぜなら、質問の本質は課題解決だからです。



課題を解決しない質問は、ただの雑談です。
例えば、パソコン初心者の勉強会で「ショートカットキーの使い方」を質問できれば、良い質問です。
なぜなら、パソコン初心者の人たちは、ショートカットキーを知らないからです。
勉強会に集まる初心者さんに、進歩を与えている質問なので、良い質問です。
相手が進歩する質問【気づきを与える】


では、どうすれば、相手が進歩する質問ができるのでしょうか。
その方法は、3つあります。
順番に解説します。
気づきを与える質問を探す
1つめは、気づきを与える質問を探すこと。
なぜなら、相手が知らない気づきは、進歩だからです。
進歩とは「今できてないことができるようになる」状態です。何もできていない状況=気づきなので、引き出した質問は、良い質問になります。
4つのステップで、気づきを与える質問がつくれます。
- 対象者の立場・状況を把握する
- 対象者の課題を定義
- 課題解決のための仮説つくり
- ③をもとに質問する
パソコンの例
- 対象者の立場・状況を把握する(パソコン初心者)
- 対象者の課題を定義(タイピングが遅い)
- 課題解決のための仮説つくり(ショートカットキーなら解決できないか)
- ③をもとに質問する(便利なショートカットキーを教えて)
相手のことを調べて、仮説をつくること。そして検証するように質問すること。
関係者が気づいていない「気づきある質問」ができます。
周囲と関心を合わせる
2つめは、周囲と関心をあわせること。
なぜなら、質問の本質は、課題解決だから。
例えば、サッカーのドリブルが上達する勉強会で、野球の質問をしたら、誰も進歩しません。
誰も望んでない質問はNGです。
例えば、会社の会議に参加する場合、どんな参加者が、なぜ集まっているのか、どんな課題がありそうか、考えることが重要です。
そうすれば、周囲との温度差がなくなり、みんなが聞きたい質問をすることができます。
具体的な質問をする
3つめは「具体的な質問」をすることです。
なぜなら、専門性が高い回答が期待できるから。
例えば、「この野菜おいしですか?」と質問するより「このキャベツとっても甘そうですね。どこの生産地ですか?」のほうが、具体的なので良い質問です。
「北海道の十勝産だから、柔らかくて美味しいキャベツだよ」など、専門性が高い回答が期待できます。
専門性の高い答えは、進歩に繋がりやすいです。
まとめ【要約レビュー:いい質問が人を動かす】


まとめです。
良い質問とは、人が進歩する質問です。
4つのステップで、気づきを与える質問がつくれます。
- 対象者の立場・状況を把握する
- 対象者の課題を定義
- 課題解決のための仮説つくり
- ③をもとに質問する
「いい質問が人を動かす」は、Amazonオーディブルで無料で聴けます。
ただし、聴き放題から、聴き放題対象外になることがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。